年: 2021年

飲酒により、物損だけにとどまらず、人身事故に至った場合、危険運転致死傷罪にならないかが１つの争点になりますが、今回のテーマは、その一亜種で、過失通運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪という長ったらしい名前の犯罪です。画像 […]

  １　沿革 処罰法３条１項は、２条の危険運転致死傷罪における危険運転行為と同等とはいえないが危険性・悪質性が高いと認められる運転行為を敢えて行った（結果として正常な運転が困難な状態に陥るほどの飲酒運転行為とそ […]

  交通犯罪の起訴率は、あまり高くないです（令和2年の犯罪白書〈以下、単に白書といいます。〉によれば、一般事件が２３．７％であるのに対し、過失運転致死傷等は１．３％、道路交通法違反は２．８％）が、危険運転致死傷 […]

  飲酒運転は人身事故を伴うと、道路交通法違反だけでなく、処罰法の危険運転（酩酊運転・準酩酊運転）として処罰される場合もあります。そして、   酒酔い運転にいうアルコールの影響により「正常な運転ができ […]

沿革   飲酒運転の結果、人を死傷させた場合は、過失運転致死傷罪も、成立します。   自動車運転死傷行為処罰法（以下、処罰法といいます。）第５条（過失運転致死傷罪）の前身は、かつての刑法211条２項（ […]

村上新村法律事務所では、今回、交通事故専門サイトを開設しました（https://kawanishiikeda-law-jiko.com/）。そこで、関連ブログを連載することとし、最初のテーマを交通事故犯罪としました。危険 […]

令和２年版「男女共同参画白書」の示す、表です。平成９年を境に共稼夫婦の割合の方が増えているのがわかります。では、夫Ａ妻Ｂの夫婦について、Ａ、Ｂ２人共稼でそれぞれ仕事をし、収入もＡ、Ｂ各自名義の預金口座に入っている場合、離 […]

修正に関する一般論 ２分の１ルールといっても、絶対的なものではなく、例外もあります。財産分与の支払義務者に、特別な資格や能力がある場合（医師、弁護士、スポーツ選手等。その他、経営者としての能力もこれに含む場合があります） […]

  財産分与・事例１ 例えば、夫Ａ妻Ｂの夫婦について、Ａが仕事をしていてＢが専業主婦の場合、収入はＡ名義の預金口座に入りますが、離婚にあたって、Ａ名義の口座に関する財産分与はどうなるでしょうか。   […]

  扶養義務の範囲では認められない 寄与行為は「特別」のものでなければなりません。 例えば、子が親の療養看護をしたとしても「直系血族…は、互いに扶養をする義務がある」とされています（877条1項）ので、その義務 […]