遺留分②特別受益
相談事案は、こちらをご覧ください(https://kawanishiikeda-law.jp/blog/1208/)。 質問2 : 8年前の留学費は特別受益として遺留分を考える際の対象になりま […]
2021.05.08
遺留分①基礎財産・相続債務
相談1 : 遺留分の基礎財産額の計算には債務を入れるのですか? 【家族構成と生い立ち】 私は、現在30歳で、家族としては3つ上の兄の外、今年で60歳になる父がいました(母は小学生の頃に死んでい […]
2021.05.03
遺産分割③寄与分・療養看護型
扶養義務の範囲では認められない 寄与行為は「特別」のものでなければなりません。 例えば、子が親の療養看護をしたとしても「直系血族…は、互いに扶養をする義務がある」とされています(877条1項)ので、その義務 […]
2021.02.22
遺産分割②特別受益(借金肩代・学費・生活援助)
特別受益における「生計の資本としての贈与」は、単なる「贈与」ではなく「生計の資本」としてのものであることが必要です。その程度でなければ、これを考慮しないまま具体的相続分を算定しても(903条1項)相続人間の不公平にはなら […]
2021.02.14
遺産分割①具体的相続分
相続時の遺産分割を考える上で、理解しておかなければならない概念として「具体的相続分」というものがあります。皆さんが聞き慣れている「法定相続分」という概念と比較しながら、簡潔に説明します。 法定相続分 法定相 […]
2021.02.08
相続欠格②遺言書を偽造・変造した場合の判例
昭和56年判決の事案と内容 では、遺言書を「偽造、変造」した場合はどうでしょうか。この点に関する昭和56年最高裁判決(最2小判昭和56年4月3日民集35巻3号431頁)の事案は、以下のとおりです。 A( […]
2021.02.02
遺言能力③医師の診断書と公正証書遺言の問題点
実際、遺言能力を問題として遺言無効確認の訴えが提起されることは多く、それに関する判例も多くあります。そこで、遺言無効とされる可能性がある場合、この点に関する争いを避けるため、遺言をつくる際の注意点として、① […]
2021.01.25
遺言能力②認知症と遺言無効に関する裁判例
遺言能力の有無は、①遺言時における遺言者の精神上の障害の存否・内容・程度、②遺言内容それ自体の複雑性、③遺言の動機・理由、遺言者と相続人又は受遺者との人的関係・交際状況、遺言に至る経緯等により、判断されます。   […]
2021.01.21
相続放棄③できなくなる場合・単純承認
相続財産を勝手に処分した場合は単純承認をしたものとみなされ、相続放棄できなくなります(処分は相続放棄をする前後を問いません、921条1号)。ただ、相続人は、相続財産を「管理」も「保存行為」をすることも出来 […]
2021.01.15
相続放棄②熟慮期間の開始時を遅らせることができるか
相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内(熟慮期間)にしなければなりません。ところが、熟慮期間には相続財産がないと信じ何もしないでいたところ、熟慮期間経過後に債権者から請求を受ける等して多額 […]
2021.01.14