遺言執行③執行者の防衛的機能
1 遺言執行者の防衛的機能に関する条文は、以下のとおりです(下線は、平成30年に改正された点です。)。 (遺言執行の妨害行為の禁止) 第千十三条 遺言執行者がある場合には、相続人は、相続財産の処分その他遺言の執行を妨げる […]
2022.03.31
遺言執行②検認・任務
1 遺言執行の際の検認・執行者の任務に関する条文は、以下のとおりです(下線は、平成30年に改正された点です。)。 (遺言書の検認) 第千四条 遺言書の保管者は、相続の開始を知った後、遅滞なく、これを家庭裁判所に提出し […]
2022.03.24
遺言執行①遺言事項
遺言執行とは遺言の内容を実現することであり、これを行う者を遺言執行者といいます。一般の方には難しいかもしれませんが、要望も多く、数回連載することにしました。最初は、遺言事項の確認です。遺言ですることができる […]
2022.03.14
自筆証書遺言④訂正と誤記
遺言は厳格な要式行為として「この法律に定める方式に従わなければ、することができない」とされ(960条)その方式=要件を充たさないと無効になります。自筆証書遺言の訂正についても同様で、法が定める要式に従う必要があります。 […]
2021.12.27
自筆証書遺言③日付
遺言は厳格な要式行為として「この法律に定める方式に従わなければ、することができない」とされており(960条)、その方式=要件を充たさないと無効となります。 自筆証書遺言の要件は「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、 […]
2021.12.12
自筆証書遺言②全文自書
遺言は厳格な要式行為として「この法律に定める方式に従わなければ、することができない」とされており(960条)、その方式=要件を充たさないと無効となります。 自筆証書遺言の要件は「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、 […]
2021.12.05
自筆証書遺言①公正証書遺言との差異
自筆証書遺言とは、自筆にて作成される遺言であり、最も身近な遺言です。公正証書遺言と比較すると、以下のようなメリットとデメリットがあります。 メリット 方式:簡単です。 画像のとおり、全文自書、 […]
2021.11.28
遺産分割協議・審判の相手方
1 はじめに 遺産分割協議は、共同相続人全員でしなければならず、そうでなければ無効です(審判も同様)。通常、相続人の確認は、被相続人の死亡時の戸籍によってしますが、それだけでは十分でないことがあります。これまで、個々の […]
2021.10.25
嫡出推定とDNA鑑定
1 はじめに (1)民法772条1項は「婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。」としていて、これを嫡出推定といいます。この推定が及ぶ場合に父子関係を否定するには「夫だけ」が提起できる嫡出否認の訴えによる外なく(774条 […]
2021.09.28
非嫡出子相続差別違憲決定
1 争点と最高裁の判断 (1)問題の所在 旧民法900条4号は「子…が数人あるときは、各自の相続分は、相等しいものとする。ただし、嫡出でない子の相続分は、嫡出である子の相続分の2分の1と…する」としていまし […]
2021.09.13